先日、年金事務所が主催する年金のセミナーに参加した際、ねんきんネットに登録するための「ユーザID」を発行することが出来る「アクセスキー」申込書が配布されたので、記入して事務所の担当者に提出しました。
1週間ほどして年金事務所から「アクセスキー」が記入された封筒が送られて来たので、ねんきんネットの申請ページから「ユーザID」を発行し、ねんきんネットに登録をしてみました。
「アクセスキー」を持っていない方は、ねんきんネットの申請ページで「基礎年金番号」などの情報を入力することによって、後日「ユーザID」が郵送されてきます。
よろしくお願いします。
ねんきんネットとは
日本年金機構によりますと、ねんきんネットとは下記の通り説明されています。
私のような現役世代の人たちに参考となる機能は、
- 年金記録の確認
- 将来の年金見込額の確認
- 「ねんきん定期便」の閲覧
以上の3点かと思います。
平成23年2月にサービスを開始してから、平成29年12月の時点で「ユーザID」発行件数が500万件を超えたそうです。
老後資金2000万円問題の影響で、年金に関心を持つ方が増えれば今後も件数が伸びるかもしれませんね。
年金記録の確認
まず、自分の年金記録を確認出来る機能から見ていきたいと思います。
年代ごとに自分の年金加入履歴や標準報酬月額を確認することが出来ます。
見やすい表になっていると思いました。
私の20歳代の記録です。20歳、21歳、22歳が赤で表示されています。
詳細を見てみると、20歳と22歳が「全額免除」、21歳が「未納」となっていました。
「保険料全額免除」とは、老齢基礎年金の受給資格期間に算入され、年金額にも反映されますが、全額納付した場合の年金額の2分の1(平成21年3月分までは3分の1)支給となります。
「保険料未納」とは、受給資格期間への算入も、年金額の反映もされません。
老齢基礎年金を受給するためには、受給資格期間が10年間あることが必要です。
これには国民年金だけでなく、厚生年金、共済組合の加入期間も含みます。
私の場合、21歳の時に「保険料全額免除」の申請を漏らしてしまったようです。
将来の年金見込額の確認
この機能は、自分が将来受け取る年金の見込み額を色々な条件を設定することによって、試算することが出来ます。
「これからの働き方の参考にしてください。」と書いてありますが、将来の年金制度が不透明なうえに、今後の給料が増えるのか期待が持てないので具体的にイメージするのは難しいです。
「働ける年齢まで働くしかない」という漠然としたイメージしか湧きませんでした。
ねんきん定期便の閲覧
毎年誕生月に送られてくる「ねんきん定期便」の内容を確認することが出来ます。
これまでの保険料納付額や年金見込額をいつでも見ることが出来るようになっています。
私の場合、21歳の未納期間12月を痛感しました。
国民年金は20歳以上60歳未満の人に加入が義務付けられています。40年間保険料を全て納付すると、
年額780,100円(平成31年度の額)
の年金を受給することが出来ます。
まとめ
簡単ですが、ねんきんネットの登録方法とサービス内容を書かせていただきました。
学生時代の保険料免除申請漏れと、免除期間(2年分)の追納をしなかったことを悔やんでいます。
保険料免除期間の追納は10年以内に限られるので、私の場合、今からは出来ません。
追納が出来れば、年金額が増えるし、社会保険料控除になるので税金が軽減される場合もあります。
もし、保険料免除期間がある方は、可能であれば追納することをおすすめします。
あとはねんきん定期便をいつでも見ることが出来るので、それを見るたびに今後も働き続けなければならないことを実感すると思います。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。