現在ソニー損保の自動車保険に加入しているのですが、満期を2ヶ月後に控えて更新案内が届きました。
1年間無事故だったので、来年はいくら保険料が安くなるのかなと思って案内を見ると、逆に保険料は高くなっていました。
考えられる理由は、
①昨年新規でソニー損保を申し込んだ際は、10,000円のインターネット割引があったから
②車ごとにリスクを定めて保険料を決める、型式別料率クラスが上がったから
だと思われます。
①の理由であれば、保険会社を変更すると安くなる可能性があるので、価格.comで保険料満足度1位の「SBI損保」と比較をしてみました。
よろしくお願いします。
型式別料率クラスとは
自動車保険の保険料を決める主な情報(データ)として、
・過去の事故歴(ノンフリート等級)
・自動車の型式(型式別料率クラス)
があります。
ノンフリート等級は、保険契約者の1年間の事故件数や無事故継続などに応じて、保険料が割増・割引される区分のことをいいます。
1等級(リスク・保険料が高い)〜20等級(リスク・保険料が安い)まで区分されています。
初めての契約だと6等級からスタートします。
1年間無事故だと翌年は1等級アップしますが、事故を起こしてしまうと1件につき3等級ダウンしてしまいます。
私の場合だと現在のノンフリート等級は14等級なので、4月の満期まで無事故であれば15等級にアップします。
型式別料率クラスは、「対人賠償」「対物賠償」「人身傷害・搭乗者傷害」「車両保険」の4つの項目に分けて、車の型式ごとに1〜17の17段階(軽自動車の場合1〜3の3段階)に区分して保険料を決めます。
クラスの数字が小さいほど保険料は安くなり、クラスの数字が大きいほど保険料は高くなります。
参考:2019年12月31日以前は、1〜9の9段階で分けており、軽自動車についてはクラス分けの対象外でした。
私の車の場合、現在の型式別料率クラスは、
対人賠償クラス:6 対物賠償クラス:5
人身・搭乗者クラス:4 車両保険:5
でした。これが満期以降は、
対人賠償クラス:11 対物賠償クラス:7
人身・搭乗者クラス:7 車両保険:9
となっています。
上記の参考で書いたようなクラス分けの段階が細かくなった影響を除いても、対人賠償クラスの上昇が保険料が高くなった要因の1つだと思われます。
型式別料率クラスなどについて詳しくは損害保険料率算出機構をご確認ください。
ソニー損保とSBI損保の比較
まずは、契約中のソニー損保で更新前後の「保険料」「型式別料率クラス」の比較と、「補償内容」を表にまとめてみました。
対人・対物賠償補償(保険)とは、契約した自動車の事故により、他人を死傷させてしまったり相手の車や壁などを壊してしまって、損害賠償責任を負った場合に補償します。
私の契約の場合、それぞれ無制限に補償されます。
相手方への補償なので無制限をお勧めします。
人身傷害保険とは、契約した自動車の事故により、自分や同乗者が死傷してしまった場合、保険金額を限度として実際の損害額を補償します。
私の契約の場合、契約した自動車に乗車中の事故のみで5,000万円を限度に補償されます。
(歩行中や自転車に乗っている時の自動車事故を補償するタイプもありますが、私の場合、保険料が2,550円高くなります。)
続いて、更新後のソニー損保とSBI損保を比較します。
比較結果を以下の表にまとめました。
保険料から見てみると、SBI損保がかなり安いですね。
契約距離区分はSBI損保のほうが上限が高いので、週末ドライバーの私は距離を気にせず走れそうです。
対人・対物賠償補償と人身傷害保険は、概ね同等の内容になっています。
補償対象になる年齢条件は、SBI損保の方が若いドライバーも対象になりますが、我が家は私しか運転しないので関係ないですね。
補償対象になる運転者も同様です。
最後にロードサービスについての比較です。
ロードサービスについては、特に必要だと思われる内容について比較してみようと思います。
・レッカーサービスについて
地方を運転中に自動車が故障してしまった場合は、少しでも長い距離を指定出来るソニー損保のほうが安心ですね。50kmの差は大きいです。
・緊急対応サービスについて
ソニー損保とSBI損保ともに、①バッテリー上がり時のエンジン起動、②パンク時のスペアタイヤへの交換、③ガス欠時の10リットルまで給油、などが無料です。
私は冬にバッテリー上がりを起こしたことがあるので安心出来ます。
車両保険について
車両保険とは、自分の車の修理代を補償するものです。
事故を起こした場合だけでなく、落書き・いたずら、台風・洪水などによる修理も補償されます。盗難にあった場合も補償されます。
でも私は車両保険を付加していません。
理由は、
①現在の車を購入してから7年経過しており、落書き・いたずらをされるリスクは少ないため
②7年運転しているので、通常通りの注意を払っていれば事故を起こすリスクは少ないため
③車両保険料31,840円(ソニー損保の場合)は高いと感じるため
です。
逆に言うと、新車を購入したばかりの方は、いたずら等をされたり、運転に不慣れで事故を起こすリスクがあるため、車両保険の付加をお勧めします。
まとめ
いかがでしたか?
自動車保険の更新について、他社の保険との比較を踏まえて書きました。
届いた案内通りに何となく更新をしている方は、保険会社の切り替えや補償内容の変更を検討してみることをお勧めします。
私は上記の検討を踏まえてSBI損保に切り替えるつもりです。
自動車保険は運転する目的、年齢、家族構成などによって補償内容は様々です。
ただ共通して言えるのは、
①事故の相手方や自分を含めた同乗者など、人への補償が充実しているか。
②万が一の場合のロードサービスは充実しているか。
この2点は重視して検討してください。
少しでも参考になれば幸いです。
最後までご覧いただき、ありがとうございました。