100年節約計画

節約が好きな会社員FPのブログです。

マイホームを無理なく購入できる価格はいくら?3つのステップでイメージしてみよう!

f:id:moriken-cfp:20200312124412p:plain
マイホームを購入するにあたって、「いくらの物件なら買えるかな。」とか「毎月このくらいなら返せそう。」と漠然と考えことはないですか?

1億円のタワーマンションを買いたい!

君の年収では無理です

今回は、住宅ローンに関する情報を参考にしながら、3つのステップにより、無理なくマイホームを購入できる価格の目安を算出してみたいと思います。

よろしくお願いします。

住宅ローンについての情報から確認します

f:id:moriken-cfp:20200312124643j:plain
まずは、マイホームを購入する方の住宅ローンに関する情報が、平成30年度住宅市場動向調査報告書にありますので見ていきたいと思います。

住宅ローンの有無

f:id:moriken-cfp:20200311222221p:plain
住宅ローンとは、住宅金融支援機構提携ローン(フラット 35)、民間金融機関、住宅金融支援機構からの直接融資、その他公的機関や勤務先からの借入金などをいいます。
住宅ローンを利用している割合はもう少し高いかと思っていました。私が購入した分譲マンションでは7割を切っています。
両親や祖父母から贈与税の非課税の特例を活用しているのでしょうか。
贈与税の非課税の特例については前回の記事をご覧ください。

www.moriken-cfp.com

返済期間

f:id:moriken-cfp:20200311223102p:plain
私は35年ローンで購入しました。
分譲マンションの返済期間が33.7年なので、繰り上げ返済をしている可能性があります。今のままの低金利が続けば、繰り上げ返済をするメリットはそこまで大きくないので、今後の金利動向次第ですね。

年間返済額

f:id:moriken-cfp:20200311223813p:plain
どの取得世帯も年間返済額は100万円を超えてますね。
分譲マンションの年間130.9万円は、毎月にすると約11万円です。
我が家の年間返済額は約150万円です。
返済負担率とは、年収に占める年間返済額の割合です。

返済負担率=年間返済額÷年収×100
(例)年収500万円で年間返済額が120万円の場合、返済負担率24%


一般的には、「返済負担率が25%を超えないように住宅ローンを組むことが目安」と言われています。
あくまで目安なので25%まで大丈夫という訳ではないのでご注意ください。
上のグラフでは、平均の返済負担率は約16%になります。
我が家の返済負担率は15%です。

具体的なマイホームの購入価格をイメージします

f:id:moriken-cfp:20200312124838j:plain 「平成30年度住宅市場動向調査報告書」で住宅ローンに関する情報を確認しました。 この情報を参考にしつつ、下記のステップで具体的に購入できるマイホームの価格をイメージします。

  1. 毎月無理なく払える返済額

  2. 無理なく返せる借入可能額

  3. 無理なく購入できるマイホームの価格

毎月無理なく払える返済額

「毎月いくらまでなら無理なく払うことが出来るのか?」
実際にチェックしてみたいと思います。
日本FP協会の「くらしとお金のワークブック」にチェック方法がありますので、お時間があるは確認してみてくださいね。
毎月無理なく払える返済額は

現在の家賃+住宅購入のために毎月積立していたお金-購入後の毎月の維持費
毎月の維持費は駐車場代、管理費、修繕積立金など

となります。
例えば、現在の家賃が月10万円、住宅購入のため毎月積立していたお金が2万円、購入後の毎月の維持費が3万円だとすると
10万円+2万円-3万円=9万円
なので、毎月無理なく払える返済額は9万円となります。
この式で大事なことは、「住宅購入のために」という明確な目的をもって積立をすることです。
私はこれが出来ずに何となく貯金をしていたので、購入の時期が遅くなってしまいました。

無理なく返せる借入可能額

毎月無理なく払える返済額がイメージ出来たので、この金額をもとに「無理なく返せる借入可能額」を求めます。
下記の前提条件と表を参考にして求めます。

(前提条件)

  • 毎月無理なく払える返済額を8万円、9万円、10万円、11万円、12万円の5パターンとする

  • 返済期間を25年、30年、35年の3パターンとする

  • 住宅ローン金利を固定1.5%とする

  • 元利均等返済とする

毎月無理なく払える返済額 返済期間25年 返済期間30年 返済期間35年
8万円 2,000万円 2,318万円 2,612万円
9万円 2,250万円 2,607万円 2,939万円
10万円 2,500万円 2,897万円 3,266万円
11万円 2,750万円 3,187万円 3,592万円
12万円 3,000万円 3,477万円 3,919万円

見にくくて申し訳ございません(^_^;) 例えば、毎月無理なく払える返済額が10万円で返済期間35年のローンを組んだとすると、無理なく返せる借入可能額は、3,266万円となります。

購入できるマイホームの価格

無理なく返せる借入可能額がイメージ出来たので、この金額をもとに「購入できるマイホームの価格」を求めます。
購入できるマイホームの価格は

無理なく返せる借入可能額+購入時の貯蓄額-緊急資金-諸費用

となります。
緊急資金は生活費1年分程度をお勧めします。不測の事態には備えておきたいですよね。
また、生活費が毎年だいたいいくらかかっているか見直す必要がありますね。
諸費用については前回の記事をご確認ください。

www.moriken-cfp.com

まとめ

f:id:moriken-cfp:20200312125311p:plain
いかがでしたか。
住宅ローンに関する情報を参考にしながら、毎月無理なく払える返済額、無理なく返せる借入可能額、無理なく購入できるマイホーム価格を求めてみました。
「いくらの物件なら購入できるのかな?」というイメージが出来たら幸いです。

自分に見合ったマイホームをイメージ出来たかな?

コツコツとマイホームを買うための積立をはじめます。

マイホーム購入を考えるうえで大事なポイントは、

マイホームを購入するための明確な準備(積立など)をする
毎年の生活費がいくらなのか見直しをする

だと思います。

好物のアジを控えめにして食費を見直します。

これらの準備や見直しをすることが、マイホーム購入という大きな買い物への近道となるはずです。

最後までご覧いただき、ありがとうございました。

住宅ローンの借り換えはモゲチェック