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イオン銀行の「ガン保障特約付き住宅ローン」は借入利率が高くなっても選ぶべき?詳しく解説します!

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イオン銀行の「ガン保障特約付き住宅ローン」は借入利率が高くなっても選ぶべきでしょうか?
結論から言うと、がん保険に加入していない方は「ガン保障特約付き住宅ローン」を選ぶべきです。

イオン銀行の「ガン保障特約付き住宅ローン」とは
・生まれて初めてガンと診断されると住宅ローンの残高がゼロになる。
・借入金利が0.1%高くなる。

住宅ローンの残高がゼロになるなら安心だね!

がん保険に加入していない方は「ガン保障特約付き住宅ローン」を選んだほうが良いです。

これから詳しく解説します。
よろしくお願いします。

イオン銀行の住宅ローンについて

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イオン銀行の住宅ローン金利プランは次のとおりです。

当初固定金利プラン

当初固定金利特約期間が終了した後は、借入利率を借入れ期間中、完済まで店頭表示利率から最大年1.60%を差し引きます。

金利種類 借入利率 店頭表示利率
3年固定 0.43% 2.60%
5年固定 0.55% 2.60%
10年固定
(借換限定)
0.57% 2.90%
10年固定
(新規借入限定)
0.62% 2.90%

金利プラン(変動金利)

変動金利の金利プランは次のとおりです。

金利種類 借入利率 店頭表示利率
変動金利
(新規借入限定)
0.52% 2.37%
変動金利
(借換限定)
0.47% 2.37%

借換の場合0.47%なので利率は低いですね。

ガン保障付き住宅ローンについて

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(出典:イオン銀行ホームページ)
ガン保障付き住宅ローンの特徴は次のとおりです。

  1. 生まれて初めてガンと診断されたら、住宅ローン残高が0円になる。

  2. 借入利率が年0.1%高くなる。

保障内容
診断給付金
特約の責任開始日以降、生まれて初めてガン(悪性新生物)に罹患し、医師により診断確定された場合、その時点の債務残高相当額が診断給付金としてイオン銀行に支払われ、債務の返済に充当されます。

保障の開始日
ローン実行日より91日目。 ローン実行日の91日目を責任開始日として、この日より保障が開始されます。
※責任開始日の前に罹患したガンについては、保障の開始日以降診断確定しても診断給付金を支払いません。

保障が終了する場合
・満80歳の誕生日に到達したとき
・保障の対象となる住宅ローンの契約者がなくなったとき

注意点は次のとおりです。

  • 借入れ時の年齢が満20歳以上満50歳未満で最終返済時の年齢が満80歳未満であること

  • 上皮内新生物(大腸の粘膜内ガン、膀胱や尿路、乳管などの非浸潤ガンを含む)および、皮膚の悪性黒色種以外の皮膚ガンは保障の対象外であること

ガン保障付き住宅ローンを選んだ場合のシミュレーション

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ガン保障特約付き住宅ローンを選んだ場合のシミュレーションをしてみます。
前提条件は次のとおりとします。

  • 新規の借入れで変動金利プランを選択する。
    元利均等返済で現行の変動金利が変わらないものとする。

  • 借入残高3,000万円、返済期間35年とする。

住宅ローン ガン保障付き
住宅ローン
差額
借入利率 0.52% 0.62%
毎月の返済額 78,141
79,477
1,336
支払総額 32,819,015
33,380,115
561,100

ガン保障付き住宅ローンを選択すると、毎月の返済額が1,336円、支払総額が561,100円高くなります。

今は2人に1人がガンになると言われている時代です。
毎月1,336円の負担で、ガンになってしまった場合は、毎月の返済額79,477円がゼロになります。
毎月の返済額がゼロになった分で、毎月のガン治療費に充てることができます。

毎月1,336円の負担はあるが、ガンになってしまった場合、毎月返済額79,477円がゼロになる。
その分を毎月のガン治療に充当することができる。

このように考えると、借入金利が0.1%高くなってもガン保障特約付き住宅ローンを選んでも良いと思います。

参考までに、国立がん研究センターがん情報サービスによると、年齢別のガン罹患リスクは次のとおりです。
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例えば
40歳女性の場合、30年後までにガンと診断される確率は18.4%
40歳男性の場合、30年後までにガンと診断される確率は20.3%
です。

まとめ

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いかがでしたか。
イオン銀行の「ガン保障特約付き住宅ローン」について解説しました。

借入金利が0.1%高くなるが、毎月の返済額がゼロとなり、その分も治療費に充当できるため、「ガン保障特約付き住宅ローン」を選んでも良い。

特にがん保険に加入していない方は、選ぶべきだと思います。
また、住宅ローンの借り換えを検討している方はモゲチェック も是非ご覧ください。

2人に1人がガンになると言われているので「ガン保障特約付き住宅ローン」を選ぶと安心だね!

毎月1,336円の負担で済むのであれば、がん保険に加入していない方は選んで良いと思います

最後までご覧いただきまして、ありがとうございました。